デ・キリコ展

DIARY

東京都美術館で開催中の「デ・キリコ展」に行ってきました。

長い期間活躍した作家なので作品数が多い、時期によって作風が変わる、過去作を今の作風で描き直している、という前情報だけで見に行ったのですが、あーーー!なるほどーーー!と面白かったです。

形而上絵画をよく分かっていなかったのですが、デ・キリコの絵には何かがあって、考えるというか感じるものが多くて、その不思議な感覚も面白かったです。
帰宅してから検索して見つけた「メタ・フィジカ」(フィジカ(自然現象)のメタ(後ろ・背後))、「自然現象の背後にある認識出来ない世界」という説明でしっくりきました。
おもしろい。

晩年の明るくて柔らかい色彩のものが好みでした。
過去作の不安感すごいのも心惹かれるけど。
これも見る時期によって感じ方が変わりそうでおもしろいです。

過去作を今の作風で描き直す、音楽だとセルフカバーって言ったりするけど、これいいですね。
私も「こういうの以前作ったし…」と作るのやめたりしてるけど、「今作ったらどうなるか?」をやってみようと思いました。あの頃より上手く作れなかったら…という恐怖はありますが、考え方や手のクセ等の変化が分かりやすいかも。

山田五郎さんのYouTubeチャンネル「オトナの教養講座」のデ・キリコ回おすすめです。
展示会に行ってから見たのですが、答え合わせみたいで楽しめました。
期間限定公開「デ・キリコ展」の楽しみ方まる分かりSP・1
期間限定公開「デ・キリコ展」の楽しみ方まる分かりSP・2

文字で情報が欲しいならこちらも。
作品画像がいっぱい載っていて楽しい。
3分でわかるジョルジュ・デ・キリコ(1) 形而上絵画とは? シュールレアリスムの先駆者キリコの人生と作品
3分でわかるジョルジュ・デ・キリコ(2) ニーチェとキリコ キリコの人生と作品

レストラン(上野精養軒)のオムハヤシ美味しゅうございました。
この景色もデ・キリコで見る景色みたいだなーって思いました。

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